中学部
中学部のご案内
小学生の勉強は「言われたことを素直に守る」受け身の学習が多いです。手本をまねて、手順をおぼえ、それを使いこなせるやり方を身につける。こういう学習を繰り返して成長していきます。
たしかに、中学生の勉強も、ある程度まではこれで乗り越えることができます。最初のころであれば、それなりに点数を取ることもできます。
しかし、やがて限界が来ます。
「中学校の先生の授業がよくわからない…」
こういう場合、その単元の内容ではなく、それ以前の基礎ができていないことが多いです。
では、その「基礎」とは何でしょう?
これが、覚えるべきことを覚えていないのであれば、覚える努力をすれば解決するのですが、実はこれで解決するケースはあまり多くありません。
むしろ、その単元よりも易しい単元で、「考えるすじ道」をおろそかにし、答えだけを追い求めてきたからできないのです。
そこで、それ以前の単元にさかのぼって「考えるすじ道」を身につける学習をすることが、結局は遠回りのようで近道なのです。
では、どの単元に戻ってどのように勉強すればよいのか。
これを教えるのが文理学院の中学部です。
「中学校の先生の話は理解できるけれども、いざ自分でやってみるとできない…」
こういう場合、勉強のやり方に大きな問題があります。
たとえば、「○つけ」がその一例です。中学校のワークで学習しているとしましょう。
問題を解いて○をつける、このあたり前のことの中に「できる子」と「できない子」の差が隠されています。
「できない子」は、問題を解いて、○をつけて、まちがえた問題の答えを赤で写して、「わかった!」と思ってそれでおしまい、となっているのです。これだけなら塾に行かなくてもできます。
しかし、これではダメなのです。
「できる子」は、問題を解いて、○をつけて、まちがえた問題はまちがえた原因を探り、「できた!」となるまで何度も繰り返します。
では、どうやってまちがえた原因を探るのでしょうか。どのように繰り返したら「できた!」と言えるのでしょうか。
これを教えるのが文理学院の中学部です。